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2020-11-05

肥満を知る2


肥満の種類
1. ホントは怖い体脂肪
全身のありとあらゆる場所に蓄積する「体脂肪」。一般的に「内臓脂肪」に比べ軽くみられがちです。
しかし、体脂肪も甘くみてはいけません。増えすぎてしまうと高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病リスクが高まります。
内臓脂肪ではないからと、甘く見ないように注意して下さい。

2. 洋ナシとリンゴ
肥満には大きく分けて2種類のタイプがあります。腰から下の下半身に脂肪が溜まる「洋ナシ型」と腹部から上に脂肪が溜まる「リンゴ型」の2 種類に分けられます。

洋ナシ型の特徴は、お尻や太ももなどの下半身に脂肪がつきやすく、中高年の女性に多く皮下脂肪がつきやすい、更にはついた脂肪が取れにくいという特徴があります。洋ナシ型の皮下脂肪の
蓄積度合いをはかる場合は、BMI 値を使用します。

リンゴ型の特徴は、お腹回りや二の腕、背中などの上半身に脂肪がつきやすく、男性や更年期を過ぎた女性に多く、内臓脂肪がつきやすいので糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病に なる可能性大という特徴があります。リンゴ型の内臓脂肪の蓄積度合いを調べる場合は、BMI 値ではかることはできないので腹部CT で検査するしかありません。CT 検査の結果、皮下脂肪と内臓脂肪の比率が6:4 未満が正常とされいます

その他には、病気が原因で肥満になってしまうこともあります。代表的なものとして、内分泌腺の機能低下や遺伝、または治療中の薬の副作用(ステロイド剤や抗うつ剤などの精神病薬ほか)などによって肥満が引き起こされることがあります。 このような場合は、食事療法や運動療法は効かず、逆に命を危険にさらす場合があります。食事療法や運動療法にあまり効果を見出せなかったり肥満症ではと思える方は一度病院で検査をされることをおすすめします。

3. 肥満の原因
肥満の原因は、両者ともに食べ過ぎと運動不足です。そして、加齢による代謝の低下もあります。
以下ではそれぞれの特徴についてお伝しようと思います。

洋ナシ型の肥満は「皮下脂肪型」といい、筋肉の少ない人が皮下脂肪型になりやすく、女性は男性に比べ筋肉が少ないので皮下脂肪型になりやすい傾向にあります。 皮下脂肪とは、皮膚のすぐ下にありエネルギーの貯蔵庫、病気の時に食事で栄養補給できないときや女性の場合は妊娠、出産時の体力を維持するときにも使われるとても大切なもので、ほぼ役にたたない内臓脂肪にくらべ、私たちの生命維持にとても役に立っています。
体脂肪計で測定できる脂肪はこの皮下脂肪です。皮下脂肪は内臓脂肪に比べ溜まりにくい性質ですが、溜まってしまうと落ちにくいのでダイエットしにくいです。
脂肪の落ち方として内臓脂肪→皮下脂肪の順番で落ちていきます。皮下脂肪がつき過ぎてしまうと心臓や足、腰に負担をかけてしまうので、やはり身体にはよくありません。
リンゴ型の肥満は「内臓脂肪型」といい、腹部の内臓の周りに脂肪が付いている状態です。俗に
言う「ビール腹」「中年太り」がそれです。しかし、中には外見的にわからない場合もあるので注意が必要です。皮脂肪型と逆に、このタイプは男性に多く見受けられます。理由としてあげられるのは、ある程度年齢を重ねると会社内の地位も上がり、付き合いも増え、飲む機会もえ
て運動もしなくなるという事が考えられます。
そして、酒の肴に脂っこいものを食べるということもあるのではないでしょうか。このタイプで心配なのは生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症・他)です。健康を考える点からもダイエットが必要です。 

参考 タケダ健康サイト https://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=himan

 

この記事を書いた人

麻布リバース
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