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2022-05-26

糖化って何?


<「糖化」1回_全4回シリーズ>

糖化とは、血液中の余分な糖と体内のタンパク質が結合してAGEsという物質がつくられることをいいます。このAGEsが、シワやシミ、たるみなどの肌老化をスピードアップさせる悪役です。(酸化が細胞の錆びなら糖化は細胞が焦げるいうことです。)

AGEsとは、終末糖化産物や後期糖化生成物などと訳され糖化が進むということで、AGEsが増えるということは体内に焦げた細胞が増えるということです。

体内のタンパク質は、皮膚や脳、臓器、血管、骨、筋肉などを構成している成分で糖質は、甘い食べものや、白米や食パンなどの穀類、イモ類などに含まれており、この糖質が小腸で分解されてできるブドウ糖が、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンによって細胞内に取り込まれ、体を動かすエネルギー源として使われています。


余分な糖とは、インスリンの分泌量が少なかったり、分泌されていても働きが悪かったり、インスリンの処理能力を超える大量の糖質を摂ったりすると使われずに体内に残ってしまう状態の事を指し、ブドウ糖が血液中にあふれ、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)を上げてしまいます。


その状態が続くと体内の糖化が進み、AGEsが大量に作られてしまうということで注意が必要です。

体が酸化によって様々な疾患が起こるのと同じように、肌の老化だけでなく動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞など成人病リスクも高くなってしまいます。


次回は身体の焦げについてお話ししたいと思います。


<次回>
糖化(細胞の焦げ)による老化
<「糖化」2回_全4回シリーズ>

糖化(細胞の焦げ)による老化

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麻布リバース
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