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2023-03-27

メニエール病とは?


 

一般的にメニエール病とは、若い女性がストレスなどで目まいを起こす病気と認識されていますが、実際は「内リンパ水腫」(内耳にリンパ液が増え、水が溜まる現象)という病気です。

原因として考えれるのは、ストレス・睡眠不足・疲労・気圧の変化・生真面目や几帳面な性格や神経質な性格な方などが挙げられています。

前述したような若い女性がストレスを抱えてということでもなく、男女ともに関係なく起こります。

男性の場合は働き盛りで責任のある仕事についている年代、女性では更年期の年代で社会的、家庭的、肉体的にストレスの多い30~50歳代に多く見受けられます。15歳以下の小児や65歳以上の方達にはあまり見受けらず、時間的にも朝から午後に多く発症しています。

内耳には1.聞くための細胞、蝸牛 2.平衡感覚に関わる三半規管と耳石器、があります。
この器官の両方またはどちらかが水膨れになるかであらわれる症状が違います。

蝸牛の場合は、水膨れが強いとめまいではなく、難聴を自覚し、弱いと難聴ではなく、「耳が詰まった感覚」「耳鳴り」や「音が響く感覚」だけを感じます。

それとは違って、三半規管や耳石器の場合、強ければ難聴や耳が詰まった感ではなく、めまいだけ自覚します。
めまいの種類も「グルグル回転しているような激しい」(回転性めまい)ものから「ふわふわ雲の上や宙を歩いているような感じ」(浮動性めまい)と様々です。めまいが起こっている時間は、10分程度から長くて数時間という事が多く、数秒や数十分と極めて短いめまいが主に起こる場合は、メニエール病ではないと思われます。

  

メニエール病は、内耳にリンパ液が溜まって起きる病気という以外に、原因がハッキリしていません。
この病は、薬を用いた対症療法が中心の治療で、症状の種類や重さで血液改善の薬や利尿剤、精神安定剤、自律神経を調整する薬などを使います。発作がひどいときは点滴もしくは注射が使われます。メニエール病には、いまのところ根治術は存在していません。

薬以外で考えらるのは、生活環境の改善、睡眠不足やストレスがメニエール病の増悪因子といわれており、睡眠をきちんととったり、気持ちをリフレッシュしたり身体を動かしたり(有酸素運動)が良いとされています。他にも専用の機会を使った中耳加圧療法と言って耳の中の圧力を上げ内耳の浮腫みをとる方法や、これらが効かずに、めまいが頻発し、難聴の症状が悪くなった場合は、全身麻酔での手術を行う場合があります。
このように、メニエール病は働き盛りの年代の方が男女関係なく起こる病気で、更に原因も分かっていません。

ですが、症状に合わせた対処療法があります。
重ねていえば、ストレスがこの症状を悪くする要因でもあります。
考えるなというのは無理かもしれませんが、あまりくよくよ考えずに穏やかにお過ごしになる事をおススメします。

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次回はメニエール病に対する対処法を書きたいと思います。

 


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