元麻布ビオトープ宮村池
今回は、元麻布にあるビオトープ
(元麻布三丁目緑地)をご紹介します。
ビオトープというのは、
生き物(Bio)がありのままに
生息活動をする場所(Top)という
意味の合成されたドイツ語で、
その中で一つの生態系が出来ている場所です。
(本来は自然環境そのものがビオトープなんです。)
麻布にお住まいの方でも、
結構知らない方が多く私もたまたま
自転車でこのへんを散策しているときに
見つけたのですが、その時
は三田に住んでいるというお父さんと
小学生くらいの息子さん、娘さんの
三人連れがザリガニ釣りをしていました。
この池の名前は「宮村池」といい、
このあたりの昔の地名だそうです。
今はまだ寒いので緑はほとんどありませんがこの日は、ねこ柳の白い花がきれいでした。
(写真では少し見にくいかも…)
この時期、池にはまだ
生き物の姿は見えませんが
季節が暖かくなる春から夏、
秋口にかけてメダカや金魚、ザ
リガニ、アメンボ、トンボなどが
姿を現します。
麻布は坂(暗闇坂・仙台坂・狸坂etc)が
多いことでもお分かりのように大変起伏の
はげしい場所で、
こういうところは湧水が豊富で、
この宮村池もその一つです。
その他に、麻布善福寺の柳の井戸、
元麻布のがま池などがあります
※ 自然環境に負担をかけないように、
水を流すポンプなどは緑地内の
太陽光発電でまかなわれています。
すぐ向こうには六本木ヒルズが
見えたりして少し不思議な空間です。
このビオトープを出ると、
まわりにはマンションが多く建っていますが、
まだまだ古い木造の家もあり、
なんとなくホッとする場所でもあります。
住宅街ということもあり車の通りも少なく、
とても静かです。
みなさんも暖かくなって
このあたりが緑になり、池にメダカや
アメンボが姿を現し始めた頃に、ぶらぶらと
お散歩にいらしてみてはいかがですか。
わずか30坪くらいの狭い空間ですが、
その中で一つの生態系が
作られていると思うと、
すごいことだと感心させられます。
是非一度足を運んでみてください。
元麻布ビオトープ宮村池 港区街づくり推進部
この場所は、港区が自然回復事業
として整備した「生き物の生活空間」
(ビオトープ)です。
日本の野草が植えてあり、
池には自然のメダカが放してあります。
この場所に生き物や植物を
持ち込まないようにお願いします。
貴重な自然観察の場として
大切に利用してください。
場所
港区街づくり推進部
元麻布ビオトープ (宮村池)
所在地 東京都港区元麻布3-6-19
東京メトロ南北線・都営大江戸線 麻布十番駅より
徒歩約15分
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