人間はセロトニンが分泌する
前回に記述したようにしたように、セロトニンとは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ
セロトニン神経というところから分泌される、脳内ホルモンです。
セロトニンの分泌が盛んであればあるほど、朝の目覚めはスッキリと
昼間も活動的に動くことができます。
そして、ストレスをストレスと感じることがなく日々の生活をおくることができるんです。
そうすれば、睡眠も眠りが浅かったり、寝つきが悪いということなく
良質の睡眠を得ることができます。
私達の身体というものは、身体の内側と外側で受けた刺激や感じたことを
全て一旦脳に集め、その情報を処理したり整理して、それに対してどのような行動を
とればよいのかを身体のそれぞれの部位にその情報を伝達して行動に移します。
その情報が通る道を「神経」と呼び、その情報は「インパルス」という電気信号として
神経の中を行きかいます。
一般には神経は一つの情報⇒一つの信号というように、次に新しい情報がくるまで
自らインパルスを発することはありません。
規則的にインパルスを発する
しかし、セロトニン神経は、そのような情報がなくても規則的にインパルスを発するという性質を持ち他の神経の影響を受けなという特異性を持った神経です。
そのセロトニンに規則性を与えたいるのが、睡眠と目覚め(覚醒)のサイクルなんです。
目が覚めているとき(脳が活動中)は規則的にインパルスを出し(一秒間に2~3回)
眠りが浅い時にはその数が減少し、眠りが深くなるとインパルスを発信しなくなるんです。
そのようにして、少しずつセロトニン⇒メラトニンへと移行していきます。
前回でもお話ししたように、眠りを司るホルモンのメラトニンと幸せホルモンのセロトニンは
二つで一つの存在です。
なぜなら、「メラトニン」というホルモンは「セロトニン」というホルモンから作りだされるからです。
当然、セロトニンが少なければメラトニンも少なくなるので良い睡眠を得ることができませんし、ストレスの影響も
受けやすくなるという悪循環に陥ります。
セロトニン神経を活性化させ、セロトニンの分泌を増やすことで自律神経のバランスがとれ
朝もスッキリと目覚める事ができ、日中も活動的に行動することができます。
セロトニンが活性化するとき
セロトニンが活性化している人は、姿勢もよく顔にもハリが出るということがわかったいます。
それはセロトニンというホルモンが抗重力筋という筋肉に作用しているからです。
抗重力筋という筋肉は、常に重力を身体に受けながら生活している私たちにとても重要な筋肉で
首筋や背骨の周り、下肢や顔筋などすべてが抗重力筋でこれが働かないと姿勢が悪くなったり
顔がたるみ、しまりのない顔になったり、活動的に動くこともできなくなってしまいます。
そしてもう一つ分かっていることが痛みに対する感じ方が違うということ、セロトニン神経の働きが
弱いと痛みに対する感覚が敏感になり、活性化されていると痛みに対する耐性が強いということです。
セロトニンは痛みに対するコントロールもできるんです。
特に女性にうれしい事は、セロトニンを増やすことで抗重力筋が働き
顔全体にハリを持たせることができるということではないでしょうか‼
次回はそのセロトニンをどうやって活性化せていくか、増やしていくのかという事を
お話しさせていただきたいと思います。
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