沈黙の臓器「肝臓」
私達の身体(内臓)についてもう少し詳しく知りたいと思い
内臓全般についてもう少し詳しく調べてお話していこうと思います。
実際、いろいろな内臓についてある程度は分かっていても
どんな働きをしているのかや、悪くなるとどんな病気になるのかなどなど
詳しく分かっているのかなと考えてみると、そうでもなかったりしますよね。
そこで何回かに分けて私達の身体の中身について話していこうと思います。
第一回目として肝心かなめという言葉にも使われ、「沈黙の臓器」としても
有名な肝臓についてお話ししますね‼
◎肝臓の位置
腹部(みぞおち)の右側、肋骨に隠れるようにして存在します。
その上には横隔膜があります。
肝臓は、身体の中でも最大の臓器で、重さは1.5~3キロ位(結構重いですよね)で
肝小葉と呼ばれるものが集まって構成されています。
◎肝臓の構造
肝臓は沢山の血管や胆管とつながっていています。
通常、内臓には動脈と静脈の2本の血管が繋がり、出たり入ったりして
いますが、肝臓は動脈、静脈以外に門脈という血管とも繋がっています。
・動脈(肝動脈)
酸素を多く含み、心臓から肝臓へ酸素を運びます。
・静脈(肝静脈)
肝臓で作り出した栄養分や処理した物を心臓へ運びます。
・門脈
小腸から取り入れた栄養を肝臓へ運びます。
・胆管
肝臓で作られた胆汁(黄色)が流れている管で、胆管の先に
胆嚢という臓器があり、そこに胆汁を貯蔵しています。
◎肝臓の働き
肝臓の働きには大きく分けて3つの働きがあり、肝細胞によって
身体に取り込んだものを化学反応で加工する化学工場のような働きを
負っています。
1.代謝
食べたものから取り込んだ糖やたんぱく質、脂肪などを体内で
使用できるような形に変化させ貯え、必要になったときにエネルギーの
原料として供給。
2.解毒
アルコールや老廃物、薬など身体に有害と思われる物を分解、無毒化し
身体に影響を与えないようにします。
3.胆汁の生成と分泌
肝臓で作られた老廃物等を流しだす働きをする胆汁を生成し分泌します。
さらに胆汁は脂肪の消化吸収を手助けする消化液の働きもします。
今回は肝臓のある位置や構造、働きについて書かせて頂きました。
次回は肝臓に関係する病気やメタボリックシンドロームとの関係について
話していこうと思います。
参考サイト 肝機能ナビ
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