春(暦の上では2~4月)という季節は、草木が芽吹き
色とりどりの花も咲き始めます。
気分もワクワクしそうなのですが、この時期、イライラしたり気持ちが
塞ぎがちになる人も多いですね。
でも、春に身体を整えておくと一年を元気に過ごす事ができます。
そこで、大切なのが『肝』、といっても西洋医学でいうところの肝臓とは
ちょっと違いますが、この『肝』を健やかに保ち、春の不調を改善
一年を元気に過ごしましょう。
★東洋医学の『春』とは?
東洋医学では、季節は五つに分類されます。
春 夏 晩夏 秋 冬の五つです。
その中で『春』は、自然界全てのものが等しく成長し、新陳代謝も
活発になる季節です。
私達人間の身体も同じです。
『春』には新陳代謝が活発になり『冬』に体内に溜まった老廃物を体外に排出します。
東洋医学の『肝』は肝臓の働きだけでなく、自律神経や新陳代謝の機能を
サポートし、全身を巡る『気』を調整して、精神の安定や内臓の機能をスムーズにしたり
という働きをしています。
★五臓の肝とは?
先にも述べたように東洋医学の『肝』とは西洋医学の肝臓とはちょっと働きが違います。
『肝』の働きは、上記で述べた事だけでなく、血液を貯蔵と供給という調整機能も
持っています。東洋医学の【五行学説】(五行・五季・五主・五臓・五腑・五覈・五味)
春は肝(五臓)という臓器と木(五行)が深く関係しています。
春は植物などにもみられるようにのびのびとした状態を好みます。それからも分かるように
ストレスが溜まると肝機能が低下⇒消化器系の不調や疲労が取れない⇒イライラ、憂鬱というような
症状があらわれます。
季節の変わり目、特に春は生活環境が変わることが多いので、ストレスを感じやすい時期でも
あります。このようなストレスを上手くコントロールして『肝』機能を健全にし、心身ともに
元気に過ごせるようにしましょう。
参考サイト…肝の養生で春を元気に
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