3月3日は、ひな祭りでしたね。
ひな祭りになる前は『上巳の日』(桃の節句)といい
男女問わず厄を祓い、自身の身体を川で禊をし清める日でした。
実際には太陰暦の最初の巳の日を『上巳の日』としていたのです。
今年(2018年)は4月18日(水)が『上巳の日』ということになりますね。
これが明治に入って太陽暦が使われるようになり、そのままの状態では
日付が変わったしまうことから3月3日と定められたのです。
この行事は古代中国から遣唐使によって日本に伝えられたのですが
初めの頃は天皇の厄祓いを行っていたのですが、平安時代には
『上巳の節会』という宴会が催されるようになり、水の流れる場所で盃を流し
自分の前を盃が流れていく前に歌を詠んだり酒を飲んだりという
『曲水の宴』が行われたり、人形(ひとがた)で自分の身体を撫で
それを川に流すという事を行っていました。
※この時代の上級貴族の庭園では小川が作られていました。
※人形を川に流すというのは今でいう『流し雛』の元になっています。
この時代は、紙や木、粘土などで作られた簡素な人形です。
『上巳の日』が何故『桃の節句』かというと、桃の花が咲く頃というだけでなく
中国では桃は邪気を祓う木とされ、川辺で禊を行うことから桃の木が
植えられていたそうです。
日本でも、桃は魔除けの木とされています。
普段何気なく過ごしている節句でも調べてみると意外と深い理由がありますね。
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